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カップル調教のすすめ

恰幅の良い男性がドアを開けてくれた

『こんばんは、初めまして。』

靴を脱ぎ、重いキャリーを持ち上げ
男性の後ろに着いて
扉一枚隔てたメインスペースへ入ると

艶がある美しい黒髪の女性が立っていた。

『アンナです、初めまして。』

「はじめまして。」

可憐な顔立ちと色白な肌に似合うお淑やかな声だ。

大きなベッドとソファ

大抵が大人二名の秘かな時間に使われるだけの空間に今は三名

いつもカップルのゲストに呼ばれて感じる
出逢い頭、まだ水と油のような
私の手腕を伺われている、この時間が好きだ

『お招きいただき光栄です』

「ぁっああ、いえいえ、こちらこそ、よろしくお願いします」

余計な言葉は発しない匂いを漂わすこの男性は
おマゾでは無いと診た

『よろしくお願いいたします。』

室内に歓談していた余韻が無い、、

さて、どう温めるか、、

部屋の隅においたキャリーを開き
カウンセリング用紙とペンを取り出す

『5分間いただいてお話聞いてもよろしいでしょうか?』

「ああ、それはいいですけど
 彼女好きにいじめてくれていいので。」

ソファの真ん中に座った男性の言葉を
立ったまま顎を少し引いて上目遣いで女性は見ている

『こんな可愛らしい子を!?いいんですか?』

突飛な発言に彼女は少しはにかんでくれた

「私はここでみているだけなので」

『あ、なんと御呼びすれば?』

「森下で」

『森下さんですね、わかりました。
 森下さんはそこで見学されるだけ、、』

ソファ正面に位置するベッド
その左端に腰かけた私は
女性にも座ってもらうよう右手の平を差し出す

大きなベッドの両端に女性が二人
三角の頂点、ソファに鎮座した男性

この部屋
この時間

それぞれの腰が据えられた。

『なんと御呼びしたら良いですか?』

「ぁ、、りんで」

『りんさん、お名前も可愛いですね』

ふふっと女同士笑い合う

『私共、INTENNSE では

カウンセリングを大切にしておりまして。

お時間をどのように使うか

相談をさせていただいています。』

60分の内の貴重な5分、、二人分の聴取としては短すぎるが致し方ない

「ああ、そうなんですね、何でも大丈夫だと思いますよ?」

恐らく、このお二方の付き合いは長く
信用が成り立っているからこその発言だろう

私は初対面の部外者
何でも良いを鵜呑みにして
聞き取りを省くわけにはいかない。

対するのが女性なら尚のこと。

これは男女差別ではない。

男女区別。

私に逢いに来てくれるのは98%が男性

だいたいがHPを閲覧し好みだ
という〇をつけ、足を運ぶ

さらに言えば、このブログやXを通して
女王、人としての空気感に良い期待を持って来てくれる

逢った傍、否、逢う前からの昂奮状態
言わば、好意の準備が整った男性達。

好意を抱いて貰えているか

貰えていないか

関係を築くに当たり、どちらが優位か?は明らか。

事、カップルに関しては

その好意の準備など、ほぼ無い。

選択の大部分はカップル調教が可能か?であり

そこだけで選ばれると言っても過言ではない。

容姿においても
最低限醜くなく、清潔感があれば良い。

私個人への興味など無いに等しい状態から始まる。

これは同性であるから理解が及ぶのだが

女性の眼は厳しい。

心を許すまで
女性は女性に対して厳しい。

決して、悪意からではない。

共感と受胎を司る性としての本能だ。

” この女性は私と彼のことを愉しませてくれるかしら?”

被虐対象が今回のように女性なら

” 私を預けるのに値する人かしら?”

が加わる。

驕ることも、怯むことも許されない。

男性より女性の気持ちが理解るからこそ紳士的に。

、、、、

彼女の扉の在処を見つけることはできるだろうか、、

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あなた方が招いたのは
水に対する油ではなく

火に油を注ぎに来た女。

扉から開け入り
焚きつける事は叶うか、、

 

つづく

INTENSE ANNA

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