『私の好きな事ですか?』
「あぁ、そうです。
何でもいいんで、見せてください。」
『すきなこと、、』
「僕たちは毎回、女王様に同じお願いをするんです。」
りんさんの視線が微妙に私へ向いているのを感じながら
森下氏の話の中に鍵を探す
「そして、SMバーへ行って
プレイの話をネタに美味しいお酒を飲むんです。」
『とんでもない遊びしてらっしゃる!』
正直な感想と裏腹に
煽られているのか?と冷静になった
『りんさん。縛りは好きですか?』
「はいっ!!好きですっ!!」
『気が合いますね、私も好きです』
森下氏は頷きながら様子を伺っている
『縛りを中心にしても良いですか?』
「は、はいっぜひっ」
『縄の痕はどうでしょう?』
「全然、残って大丈夫です」
『わかりました、身体の注意点は?
痛めていたり、苦手な体勢は?』
「特にないです!」
縛りの話しになった途端
心が前のめりに動く音に
鍵を探すのを止め
話しを切り上げることにした
『、、、よし。
何をしたいかまとまりました。』
『お部屋は暗くしますか?』
「そうしてください」
森下氏の希望に調光パネルへと近づく
「あの、、私はシャワー浴びますか?」
『はい、どうぞ浴びてください。
裸でも下着姿でも良いのでガウンを羽織って戻ってきてください』
「わかりました」
室内の灯りはベッドの中央にのみ
細い橙色の光が差すだけで
辺りは森下氏の人影が認識できる程度
ソファの横に広げたキャリーから必要な道具を見繕い
すぐ使えるよう丁寧にキャリーの中で整列させる
麻縄
ペニバン
蝋燭
バラ鞭
ニップルドーム
潤滑剤、、
頭の中で行程を練りながら
縄を裁きベッドの上に8mを4本並べた
『素敵な関係ですねぇ』
「まぁ、昨日今日じゃ無理でしょうな
やっぱり全てにおいて信用されていないと」
『そうですよねぇ、皆さん羨ましがるでしょう?』
「皆、この手の話に食いつくしね!
それが面白いんですよ!」
『私も良いネタになるといいのですが』
空間の深層部を温めるため
私のエンジンをかける
「準備できました」
森下氏と私の会話がピタと止まる
彼女をベッドに正座させ
私は洋服のまま
洗面台に向かい、丁寧に手を洗った後
りんさんの前に立つ
『はじめますね。』
「ぉねがいします」
りんさんの肩を優しく持ち
ベッドの中央へ移動させ
ソファから彼女の表情がよく見えるよう
私は背後に座った
「!!??」
まず視界を奪う
『嫌な時、違和感のある痛み、痺れがあれば
ちゃんと教えてくださいね?』
「は、はい、、」
アイマスクを着けた彼女の返事を聞きながら
肩に置いた私の手は彼女の腕から手先へ流れ
手首を掴む
傍に置いていた8mの麻縄を取り
手首を纏める
「、、、っ」
このまま大切に扱えば
鍵も必要なく
扉が開く
そんな予感がした
纏めた手首が頭の後ろに来るように引き
ガウンで見えないが脇を晒させる
「ぁあの、髪邪魔ですか?」
『綺麗な髪だから、このままでいいよ』
そう言いつつ長い髪をそっと束ね
彼女の指先へと這わす
『自分で持っておきなさい』
「は、はい」
手首から余った縄を
乳房が絞られるよう挟み胴体に巻く
『脚を前に』
「はい」
正座から器用に脚を抜き
膝と膝を合わせ恥じらうが
私の両脚を使って後ろから無理やり股を開かせる
白いブラジャーが露出するようガウンも剝く
『ちゃんと見てもらいましょうね』
「、、、、、、」
まだモードは切り替わらないようだ。
太腿の内側に触れる素振りをしながら
私の脚を離す
『右側下にして倒れます』
彼女の身体を抱え丁寧に寝かし
膝を曲げた状態で保つように括った右脚を
胸に巻いた縄に繋いで
右膝と右乳首は微妙に触れたまま固定した
左脚は足首だけ縛り
その縄を森下氏の前にある重厚な机に繋ぐ
しゃがみこんだ私は
立ち上がる一瞬
森下氏に視線を合わせ笑いかけた。
二人を部屋に残し
私は死角になる洗面台へ行き
1分でボンデージに着替え
部屋へ戻ると、見るだけと言っていた森下氏が
りんさんの脚を触っているではないか、、
昂奮して近寄ったのだとしたら
臆せずこのまま行けると思った
エタノール消毒液と潤滑剤を持ち
ベッドに戻る
アイマスクを外し
彼女の瞳に橙の光と私を入れる
目尻を下げ口角を上げたまま話しかける
『痛いところは無い?』
「大丈夫です」
『そう、良かった』
そっと臍周りを撫でる
「ふふふっひゃはっ」
『あぁ、くすぐったいの?』
「ははいっ!クスクス」
森下氏もふふっと笑う
これは駄目だ
台無しだ
『りん。何が可笑しいの?
あなたの身体の感じる場所を探しているのに』
右のコメカミから髪を鷲掴みにして
息がかかるくらい顔を近付け
強い眼差しと声音で咎めた
その瞬間
扉が壊れたようだった
「ご、ごめんなさい、、」
『ちゃんと瞳を見なさい』
「んっんっ、、、」
『これが好きなの?』
「ぁっ、、あっ!!」
『ん?もっと?何?』
「ゃっ、、あっっ、、、
ちくびもっとください、、ん!!」
彼女の変わり様に
森下氏は立
ったまま動かなくなった
つづく
INTENSE ANNA
